中国の電子商取引市場は、毎年破竹の勢いで成長しています。
中国インターネット情報センター(CNNIC)が2019年2月28日発表した「第43回中国インターネット発展状況統計報告」では、中国のネットショッピング利用者は6億人を超え、そのうちの5億9191万人はスマートフォンなどの携帯端末でネットショッピングをしていると報告しています。
中国で人気通販ECアプリには、“淘宝”“京東”、“天猫”などがあります。ECプラットフォームでの販売促進活動に力を入れており、SNSやWebサイトでの口コミ評価を通じて人気を集めています。ここ数年、“天猫”や“TAOBAO”などはライブ動画配信機能を導入して、いつでもどこでもショッピングできるようにしており、人々の日常生活に欠かせないものとなっています。
2009年11月11日に、アリババグループが運営するECプラットフォームで大規模な販売促進イベントが開催されました。「1」は、1人ということで独身者のこと。11月11日は、すべて1なので「独身の日」で、買い物をしようというイベントを企画したのです。その結果、予想を大きく超える売り上げとなり、それ以来、11月11日は“双十一購物狂歓節(双十一ショッピングカーニバル)”と呼ばれ、毎年いろいろなECサイトで大規模な販促イベントが行われるようになりました。ECサイトが、最も盛り上がる日です。