中国では、2010年以降、勤務時間が長くなったのに伴い、国民の平均収入も高まり、生活のペースも早くなりました。こうした背景から、フードデリバリーアプリで食事を注文したり、ちょっとした飲み物やおかずを注文したりすることが、若年の間で日常茶飯事になりました。日本でも、最近UberEATSやlineデリマなど新しいフードデリバリーアプリが続々と誕生して、利用者も増えています。中国では、スマホ端末ユーザーのうち、フードデリバリーのアプリの利用者数は3億4,300万人にのぼると言われています。とくに、上海は中国全土で利用者数が最も高い都市です。この数字からも窺えるように、中国は「フードデリバリー大国」と言えるでしょう。最も人気があり、よく利用されているフードデリバリーアプリは、「美团外卖 mei tuan wai mai」と「饿了么 e le me」です。今中国に行くと、注文された食べ物や飲み物を載せた電動自動車を運転する配達員が、街中を行きかう光景を見ることができます。